ブースレポート

富士フイルム ミラーレスカメラ「Xシリーズ」最新機種「FUJIFILM X-T10」

写真展の隣、渋谷ヒカリエの8階「01COURT」というスペースでは5月28日(木)~31日(日)の期間で、各カメラメーカーの展示コーナーをご用意しました。

富士フイルム様のブースでは、ミラーレスカメラのXシリーズやフジノンXFレンズの最新機種をいち早く紹介されており、実際に触って試すことができました。ブースの目玉は6月25日に発売予定の「FUJIFILM X-T10(以下、X-T10)」。現在のXマウント機を代表する「FUJIFILM X-T1(以下、X-T1)」の画質をそのまま継承し、更に小型・軽量化を図ったモデルです。

「X-T10」の新機能として「アドバンストSRオート」というモードがあります。右手側のシャッター速度ダイヤルと同軸の「オートモード切換レバー」を操作するだけで、瞬時にフルオート撮影に切り替えが可能。シーンを認識して最適な撮影条件をカメラが自動で設定してくれるので、簡単に高画質な写真を撮影できます。

また、「X-T1」にはなかったもう一つの新機能として内蔵フラッシュが追加されました。左手側のモードダイヤルと同軸のレバーがフラッシュのポップアップスイッチになっています。

そして「X-T10」の最大の進化ポイントは、動く被写体に対する撮影性能が大幅に進化した「新・AFシステム」を搭載したことです。シングルポイントAFのほかに「ゾーン」「ワイド/トラッキング」の組み合わせで6通りのAFエリアモードが使えるようになりました。

今までXシリーズのカメラは色再現などでは高い評価を得てきましたが、動きものを撮るにはあと一歩というお声が多かったのも事実。そこを改善した「新・AFシステム」であるということを、実際に触ってみて実感して欲しいという思いがあったため、今回のイベントでもタッチ&トライが可能になりました。

やはり発売の一ヶ月前から「X-T10」を試せるということもあり、オープンと同時にブースには沢山の人が集まりました。初日はXシリーズのカメラを全ラインアップ置いていたものの、ほとんどの方が「X-T10」に一直線だったため、既存の機種を下げてほぼ全てを「X-T10」に置き換えるほどの注目度の高さでした。

平日からブースが非常に混み合い、常にお客様の波が途切れない状況。説明員の方もフル稼働でしたが、笑顔を絶やさず説明しているのが印象的でした。「X-T10」の反響を見て、Xシリーズの認知度が年々高くなってきていることを実感したとのこと。「X-T1」を既にお持ちの方が「小さくなったね」とお声をかける場面もあり、サイズ感とAF速度は特に好評価でした。

実は「X-T1」のファームアップも見逃してはいけないポイントです。ファームアップすることにより「X-T10」と同じ「新・AFシステム」を搭載することが可能になります。通常、これほど機能が進化するファームアップであれば、機種の名前自体を変えてもいいくらいの変更点といえます。そこに、ファームアップで出来ることは積極的に取り入れて進化させ、一つの機種を長く使って欲しいという富士フイルムの理念が伺えます。 ファームアップの公開時期は6月下旬を予定しています。

ボディ以上にレンズに興味をお持ちの方も非常に多く、既に発売されているレンズは自分のボディに付けることができたので、実際に試し撮りする方が沢山いらっしゃいました。

レンズの新製品では、5月21日に「XF16mmF1.4 R WR」が発売されたばかり。35mm判換算で24mmの焦点距離という大口径の広角レンズでありながら、最短撮影距離は15cm。この接写を活用することでボケ味も豊かなものになり、より印象的な表現ができるようになりました。

この16mmの発売で、F1.4の大口径レンズは充実のラインナップ。既に「XF35mmF2 R」が富士フイルムのサイトのレンズロードマップに掲載されていますが、今後はそういった、明るさが少し落ちても、コンパクトで気軽に使えるレンズも増やしていきたいのだといいます。

今回の写真展で展示されていた写真は、全て富士フイルム様のプロラボクリエイトによる「Dプリント」クリスタルでした。展示されたプリントを見て、普段画面で見ていた写真を実際に印画紙にプリントする楽しみや驚きを感じた方が多かったようです。

普段自宅でプリントしている方のほとんどがインクジェットを使われているかと思いますが、インクジェットの印刷だと1pxに一色しか色が乗らないため、表現の幅にはどうしても限界があります。印画紙はフルカラーで出せるため、インクジェットとはまた違った趣の仕上がりになります。特にグラデーションの出方が美しく、靄がかかったような風景には滑らかで繋がりのいい表現をしてくれます。

展示のプリントは、Xシリーズで撮影された画像データをプリントマイスターが最適なプリントに仕上げてくれる「FUJIFILM Professional Xプリント」と基本的な行程は同じ。

Xプリントの場合は更に、プリントマイスターがXのカメラの情報を加味したり、Exif情報を見て時間や季節まで考慮した上で、このシーンであればこう見えていたはず、ということを判断して仕上げています。

RAW現像をして自分自身で表現を楽しむことも楽しいけれど、富士フイルムが80年かけて蓄積してきた「色」を、JPEG撮って出しでぜひ楽しんで欲しいです。

ブースでの展示以外にも「04 /d47 MUSEUM」のステージではトークイベントも行われました。5月28日(木)、30日(土)、31日(日)の3ステージにはフォトグラファーの内田ユキオさんがご登壇されました。普段からXシリーズを使い込んでいる内田ユキオさんだからこそ語れるXシリーズの魅力を、日常的に撮影されている写真を交えてお話いただきました。

6月6日(土)、7日(日)にはフォトグラファー 相原正明さん、13日(土)、14日(日)にはフォトグラファー 田中雅美さんのトークイベントがそれぞれ行われました。

進化していく富士フイルムのXシリーズ。「X-T10」の発売と「X-T1」のファームアップにより今まで苦手といわれてきたAF精度を改善し、理想の画に近づける撮影が可能になりました。内蔵フラッシュやレバーが追加され、操作性も向上しました。よりコンパクトになったことで、メイン機としてはもちろん、サブ機としても持ち運びがしやすくなったのも嬉しいところ。バッグから簡単に取り出せるようにしておけば、移動している時間でさえも撮影の舞台になります。

そして、写真の醍醐味はやはりプリント。長年かけて作られた富士フイルムの「色」を「FUJIFILM Professional Xプリント」で楽しんでみてはいかがでしょうか。自分で撮影したお気に入りの写真が更に特別な一枚になるはずです。

そんな「FUJIFILM Professional Xプリント」の魅力を東京カメラ部10選の方々に聞いてみました。
東京カメラ部10選に聞く Dプリントの魅力はこちら。

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